君のホームランで、連れてって!!
ピー♪
タラタラッタラァ~♪
「「新記録達成~!!」」
ワニが急に光り出した。
「おっしゃ!」
悠はやけに喜びをあげていた。
「え・・・悠、もしかして」
菜緒は優柔不断に焦っていた。
「なーに驚いてんだよ!」
悠が菜緒の頭をぽんぽんと叩いた。
「だってぇ~・・・」
菜緒は泣きそうな顔をしていた。
ワニが
“ Happy birthday! ”
と文字を光らしていた。
「悠、どうして・・・?」
「へへっ」
悠は鼻をこすった。
そうすると、そこに男の人が現れた・・・。
「晴・・・!?」
「よぅ、悠に菜緒ちゃん」
不二が手を挙げて近づいてきた。
「よう、不二」
悠が親しげに話しかけた。
菜緒はあんなにも、仲が悪かった2人が仲良くなるなんて思っていなかったから目を丸くしていた。