恋愛一色
本当は自分の話も聞いて欲しかったのだが、言うタイミングがなく、なかなか言えなかった。


俺達はこの暑い中、学校へと足を進める。



そして学校に着き、下駄箱に到着したとき、俺はゆっくりと口を開いた。



『なぁ、遥斗。
俺…美幸とサヨナラした』



周りに人が大勢いたせいか、遥斗は俺の話が聞こえなかったようだ。




『は?なんて?』



『だから、美幸と─…』



『遥斗!!沢村君!!』



すると俺の会話を裂くように、菊地が慌てて俺達の方に向かってきた。



『唯?どうした?』



菊地は呼吸を落ち着かせ、次の瞬間…信じられない言葉を発した。






『佐藤先生が…移動になったって知ってた?!』



菊地の言葉で俺達の動きが止まった…





え?なっ何で…



俺の思考回路がどこかで止まってしまったようだ。



なにも…考えられなくなってしまった…
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