上司なダーリン②
そして車はゆっくりと走り出し高速道路に合流した。
私は車から流れる音楽を口ずさみながら旅行雑誌を開いて見ていた。
「ねぇ、たくちん?」
「ん?何?どうかした?」
「旅館に着く前にケーキ買って行こ〜よ」
「ケーキ?」
「うん、2人の初旅行を記念してお祝いするの」
「おっ、いーねー。分かった」
「やったぁまた楽しみが増えたね」
私はワクワクしながらまた雑誌に目をおとした。
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