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……しかもその両親も入院中だという………つまり彼は両親に負担をかけたくないがゆえに今回の犯行に至った…。…しかしお前はそれをあえて伏せ、評議の際、彼の鬱状態を取り上げて 今無罪にして野放しにしたら誰かを殺しかねないこと、部屋には暴力的なゲームやDVDが並べられているため、犯罪が一種の快感になっているのではないかと主張した………するとどうなったか……?』
男は小刻みに震える。
『……彼は一人も殺人を犯していないのに……
死刑宣告を受けた……
……今までの裁判では異例の判決になったことだろう…。……お前は犯罪者を1人残らず殺すことが目的らしいな……
ならばお前も犯罪者だ……』
『…うるせぇぇええ!!』
男がカメラに向かって地団駄を踏む。
『……ガサ入ればかりの探偵が果たして人の痛みが分かるか……いや…分かるはずがない…』
『…お前に何がわかる…!!!』
男の声など聞かず、スピーカーからの声は淡々と話していく。