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「…ご…5秒?!」
「……嫌よそんなの…!!……もうやめてよ……!」
新島は涙声で叫ぶと部屋の隅にしゃがみ込んでしまった。
『……もちろん…安全地帯に牙は落ちることはない…。そのため安全地帯以外の牙が全て落ちきって6人が依然として生存していたとしてもゲームは終了する……………では…そろそろゲームを始めよう……』
ピッ…
全てのタイルに赤く『3:00』と浮かぶ…
『……いいか……協力すれば道が開けることを忘れるな………では………幸運を祈る……ザザザ…』
ピーーッ…!
ピッ…
2:59…
「…イャァァァア!!」
新島が頭を抱えて泣き出した。
「…はるなちゃん…!」
「……待て!」
南沢が新島のもとに駆け寄る永澤を止めた。
「……無闇に動かない方がいいだろ…!」
「……で…でも!」
ピッ…
2:56…
ピッ…
2:55…
ガチャンッ…!
ジャラッ…