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「……なに!…ちっとも分からねぇよ!」


その時、永澤が気づく…

「……なるほど!確かにそれなら助かる確率は高いわ…!」

「…あぁ!!…コレに賭けるしかない…!」




「…いいから早く説明して…!」
長瀬も急かしてきた。








その時…!



「…危ない!!」

「…………!!」

…ズンッ!!


長瀬の声で反応した武本が牙を交わす。





「…と…とにかく!…どこかの床に集まろう…!」

「…んじゃ俺んとこに来い!」
岡本は他の5人にリスクを負わせるつもりのようだ。




だが岡本がいる周りだけまだ牙が刺さっていないため仕方がなかった。
天井を見上げて牙に注意しながら岡本の元へ歩み寄る。







「………はるなちゃん…?」

まだ部屋の隅にいる新島に永澤が気づく。



「…おい!新島!早く来いよ!」





……ズンッ!


「…ひっ…!」


恐怖で体が麻痺してしまっている。
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