君のために


「好きなの?ねぇ?どうなの?てか誰??」

「シツコっっ」



ゆかりは粘った。



「福岡高校野球部。
昔一緒に野球やってた奴」

「へ〜、そんなキーホ付ける中なんだあ」


「別に好きとか、そーゅんじゃないから!」


「んぢゃ、キーホは何ょ?」



あまりにもしつこいから、とりあえず言えることは言った。



でも本当に、
好きとか...
良く分からないんだ。


さすがに
3回も男間違えて、
痛い目見てきたから...
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