難恋







蓮汰がこいつの腹を


殴ったから…




「お前の方が華乃との関係は深いだと…?」


「グッ…!!」

アイツは腹を抱え込みその場に崩れた



「お前はコイツを愛していたのか・・・?」





アイシテイタノカ






そんなことあいつにしかわからない…

でも…答えは分かってしまったんだ。

あたしはあいつが好きだった…


心の底から。


愛してるじゃ足りない…

言葉じゃ言い表せないほどに好きだった。

だけど あいつは あたしを愛していなかった…




この前知った事実…



あたしよりも好きな人がいた…。


あたしとは遊びの割合…。

分かってるはず。


もう理解して…


自分に言い聞かせた。


なのに…


改めて聞くのが怖かった…



「もう一度聞く。」



「お前はコイツを愛していたのか…?」



「俺は」


「嫌だ!!!」


あたしはやっとの思いで叫び走り出した。



「おい!華乃!!」


蓮汰も走りだした



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