神 様 の 言 う と お り


金色になった俺の髪を見て由紀は満足そうに笑った。

「似合う。似合う。顔立ちはっきりしてるから派手な恰好の方がよく似合ってるよ。綾人モテるでしょ?」

「別に。どうでもいいし」

「うわー。我が弟ながら強気だね。女の子に興味ないの?」

「由紀は……興味あんのかよ?」

睨むように由紀を見てみると、頬を赤くして悪戯っぽく笑う由紀がいた。

由紀は頬の横に流れる赤色の髪の束を耳にかける。形の良い小さな耳が現れて、その無防備にさらけ出された白く柔らかそうな器官に俺はドキリとする。

耳たぶにはチープに光る飾りが二つ。

「センパイに開けてもらっちゃった」

どうして貴女はそうやって此処から走り抜けていこうとするの?
せめて俺を置いていかないでよ。

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