夜明け前の桜道
玄関を出ると、私達の視界には真っ青に綺麗な空が1面に広がっていた。

「綺麗…」
思わず呟いていると、雀が2羽が空を飛んでいる。

葵は、真剣な眼差して雀を見つめていた。
ー葵…御両親に逢いたいのかなー

自分勝手に人間になったとはいえ、両親は心配してるだろう。

私は、黙って雀を見つめていた。

急に、葵は目を見開くと叫んだ。
「父さん!!!母さん!!」

「え…?」

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