Dangerous city
しかしそれもここまでだった。

「がっ!」

次々と俺の体に見舞われる刃物、鈍器、拳。

ガクリと膝をついた後も、凶行に手を緩める気配はなかった。

何度も斬られ、殴打され、俺は地べたに這い蹲る。

やけに冷たく感じるアスファルトの感触。

うつ伏せに倒れた俺の背中に、何度も何度も強烈な足蹴の痛みがあった。

頭を、背中を、踏みにじられている。

集団にリンチを受けている。

意識が遠くなる。

痛みの感覚がだんだんと曖昧になる中で。

「いやっ!いやぁあぁ!触らないでぇえぇ!」

ハルカの鋭い悲鳴が耳に届いた。

「やだぁっ!恭一…恭一以外の男になんて…やめてっ!やめてぇえぇぇえっ!」

悲痛な叫び声に混じり、布が裂けるような音が聞こえる。

彼女は錯乱者達に群がられ、まさぐられ、死ぬまで蹂躙され続ける。

欲望を吐き出され、体の中まで犯し尽くされるのだ。

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