黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ
なかなか出れずに居ること30分。
寝っ転がっているせいか、だんだん眠くなってきた。
でも、風呂だってまだだし、腹も減ってるし、まだ寝られない。
かと言って、ここから出て行くのも……。
未だに私の話題で持ちきり。
なんであんなに喧嘩が強いんだ!
とか、
実家の組、って何処だろうな?
とか、などなど。
実際、聞かれても困る質問ばっかし。
そんなとき、私の携帯が鳴り響いた。
マズい、マナーにしとくんだった。
「はっ、誰の携帯?」
「僕のじゃないよ?」
「俺もちげえ」
この際、潔く出て行くか。
私は、ソファーから立ち上がり、電話をとった。
「もしもし…?」
『あ、月乃?
近場でトラブったんだけど、どうする?』
「んあ?
羚矢にでも行かせれば?」
『リョーカイ!
じゃ、またね!』