バトルロワイヤル
「まぁ監視カメラで見てみろや!」児玉は言った。
RANルームにはもぅ理科部はいない。
竜巻の説明をしたら理科室に帰っていった。
「まぁ…監視カメラのたしかpart3あたりだったと…」
(カタカタカタ…)大野はキーボードをたくみにあやつり監視カメラの映像になった。
「ここや!!」児玉は3のAを指でさした。そこには煙の中、2人男が立っている映像が映し出されていた。
「…煙でよく見えへんな…」児玉は目を細めた。
「中塚…」大野は呟いた。
「…なんか言ったか?」
「これは中塚勇希(なかつか ゆうき)です!この小太りの方が、バスケ部のやつです!」大野と中塚は1年で同じクラスだったのだ。
「…そうか…。」映像の煙が晴れてきた。
(……!!)
「こいつは…林道師連(はやしみち しれん)!!3年の番長だ…!中塚ってやつはどんなやつだったんだ!?」児玉は少し興奮している。
「別に普通のやつでしたよ。まぁ勉強はダメな方でしたけど…」
「そうか…。」
「その林道がどうかしたんですか?」大野は児玉に聞いた。
「裏で薬とかやってるらしい…。中学生だがな…」児玉は画面から目を放さない。
「なんでそんなヤバいやつと中塚が…。」
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