バトルロワイヤル
「リンドー…、…ごめんな…。」膝をついて林道に謝る児玉にオレ達は何も声をかけれなかった。
「……ん…あっ…」
(…バタッ)
真弓は突然倒れた。
「ま、真弓!?」オレは真弓の体にふれた。
「熱い!!大丈夫か!?」
「熱射病だ!!」徳光は言った。
爆発での日は破裂した水道管の水により消されたものの、瓦礫にはまだ熱がこもっている。
(ドサッ)
続けて児玉も倒れた。
「児玉!!」
児玉は気を失った。
(ドクンドク…)
児玉の脈は動いていた。
「よかった。生きてる。」オレは安心した。
「は、早く保健室に運べ!!」徳光は言った。
『は、はい!!』
桜井(さくらい)と横須賀(よこすか)は真弓と児玉を担いだ。
「保健室で池野の熱を冷まし児玉は手当てだ!」徳光は2人に言った。
『は、はい!!』
2人は保健室に向かった。
「徳光…オレも保健室に行っていいか?」オレは児玉達が心配だ。
「ダメだ!児玉達は桜井達に任せとけ。これ以上こっちの人を減らすな。今はこっちに9人しかいないねんぞ!」徳光は言った。
RANルームに6人滞在、美術室で2人護衛、図書室で猫田ら計7人死亡、保健室に4人移動により、28人が今9人になった。
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