バトルロワイヤル
…pm7:00
「残り20人かぁ…」ふと誰かが呟いた。
RANルームには理科部7人とP研7人、そしてオレとの15人が滞在、その他の17人は理科室に滞在している。
「そう言えばオレ達トラックに乗り込んで政府に迎うんだけど…」
「…けど?」
「その前にこのバトルロワイヤル(ゲーム)が終わったらどうなるんだろう…。」
話しているのは、矢田(やだ)と和良(わら)のP研の2人だ。
「どうなるって、そりゃ優勝者を向かいに来るだろ!」和良は言った。
「そう、そこだ!」
「そこって…?」
「優勝者を向かいに来た時にもしオレ達が生き残ってるのをお迎えさんが見つけたら…」矢田は和良を脅かすように言った。
「…殺される…。」
「たぶんな…。相手は軍隊だろうし、もし逆にゲームが決まる前にトラックに乗り込んで接触すれば…」
「政府は首輪が取れていることに気付いてこの学校をつぶしにくる!!」和良の目が丸くなった。
「そう、だから政府に頼みに行くなんてできるわけ…」
(ゴンッ)
「…できるよ。」オレは矢田の頭にゲンコツをした。
「オレにはちゃんと策があるんだ。下手すりゃ別に政府に抗議する必要もねぇだろ?」
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