バトルロワイヤル

決定

「それはつまりあなた達2人(白城と河村)を優勝させるには男女2人2人の最低4人がいります。」大野は右手と左手で2つのブイサインを作った。
「…なんでなの?」河村はまた聞き返した。
「それはですね、このバトルロワイヤルは本来男女1人1人を残すゲーム。…つまりこのゲームで例えば残りの首輪の女子がもうここにいる織田さんと河村さんだけだとして、あくまで例えですが、ここで河村さんを殺してしまえば、織田さんの優勝が決まってしまいます。おそらくその時に校内アナウンスか何かがかかるでしょう。」大野はまたパソコンに体を向けた。
「そうか…。だからみんなの首輪を残してるんだ…。まだ優勝を決めないために。」河村は理解した。
「…そういうことです。焦る必要はありません。時間は明日まであります。…ゆっくり落ち着いて考えましょう。」
(…カタカタ…)

―3階プレイルーム―
ここは障害のある子供のために作られた部屋。シャワーやトイレが完備されている。
(…ガタガタ…)
「…も…もぅ…ダメだ…。残り8人で後1日半なんて無理だ…」誰か1人の男がプレイルームのシャワーを制服のまま浴びながら震えていた。
「…早く楽になりたい…」
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