バトルロワイヤル
―3階廊下―
(ピコンピコン)
「里中と山川大丈夫かなぁ?」梶原は横にいる徳光と広瀬に言った。
「大丈夫ですよ。山川くんは簡単に死なないし、何よりあそこで山川くん達を置いてきた徳光さんの判断は間違ってないと私は思いますし。」広瀬は言った。
「…あぁ。山川と里中は大丈夫や。それよりこのレーダーを見るかぎりあそこのプレイルームにおるぞ。」
(ピコンピコン…)
徳光が持つレーダーで近くに点が光っていた。
―プレイルーム―
(ガタガタガタ…)
「…も…もうダメだ…。楽になろう…」
(…スッ…)
男は自分の頭に銃を向けた。
(パァンッ)
―3階廊下―
「今の発砲はなんや!?」梶原は言った。
「わかりません!?プレイルームの方からです、行ってみましょう!」広瀬は徳光の服を引っ張った。
「お、おぅ!…!!、…点が…消えてる…?」徳光は持っていたレーダーを見るとさっきまであった点が消えていた。
「は、早く行くぞ!!」
(ダダッ…)
(ガラガラ!!)
徳光はプレイルームの扉を勢い良くあけた。
「だ、誰か倒れてるぞ!!」徳光達はすぐに駆け寄った。
「岸くん!!」広瀬は叫んだ。
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