バトルロワイヤル

ファイナルリスト

―RANルーム―
オレ達はトラックを見おわった後無事RANルームに帰れた。
「…後残り1人や。どんなやつかもわからへん。こっちは今残り25人おるわけや、んで今からこの25人をできるかぎり減らさないために最小限…、つまり3〜4人構成のチームで移動する。」児玉はRANルームに着くとさっそく指揮をとった。
「児玉…だったらさっき行動してなかったオレが行くよ…」白城は前に出てきた。
「いや…、織田、宮武、白城、河村の4人はまだ首輪が付いてるかぎり絶対死ぬわけにはイカン。確かに誰かが死ぬとは考えてないけど万が一って場合もある。だからお前ら4人はここで留守番だ!」児玉は言った。
「……わかった。オレ達にもできることがあったら何か言ってくれよ…。」白城がそう言うと児玉はうなずいた。
「だからこのチーム構成はオレが…」
「いや、オレが行きます!!」佐井藤は手をあげた。
「…佐井藤?」
「オレはまだ何の役にもたっていない。だから行かせてください!!」佐井藤の気合いにRANルームは熱気に包まれた。
「………。…お前がそこまで言うんやったらいいやろ…。…けど、絶対に死ぬなよ!!」児玉は佐井藤の肩をたたいた。
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