バトルロワイヤル
「なるほど…、じゃあトラックは学校によって決まってたってわけね…。」河村は言った。
「そうだ。だからトラックは1度どこかへ戻る。あの迷彩柄なら、おそらく軍基地だろうと考えたんだ。」
「わかったわ。あんた達を信じるわ。」
《ピンポンパンポーン…、まもなくトラックが突入します。残り4人の方、頑張っとください!!…ピンポンパンポーン…》
オレの説明が終わると校内アナウンスが流れた。
気が付くと10時になっていた。
「じゃあ食料を取りに行くか…。」児玉の合図と共にオレ達はRANルームを出た。

(…スタスタ)
「…着いた。みんなカバンの中に入れれるだけ食料と武器を詰め込んどけよ!!」
児玉はトラックの前に着くと口を開けている荷台に乗り込んだ。
トラックの荷台はいつもと同じポジションに着いたら自動で開くようになっている。
「…ちょっと児玉詰め込みすぎじゃないか?しかもほとんど武器ばっかやんけ!」オレは一緒の武器のトラックに乗り込む児玉に言った。
児玉は9:1くらいの割合でカバンに武器を詰め込んでいた。
「オレはこれからいそがしくなるからな…」


この時オレは児玉の行動が何を示しているかわからなかった。
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