バトルロワイヤル
児玉はさらに続けた。
「まず、オレ達の仲間は、オレと、亮佑、真弓、大野、薬師寺、織田、宮武、白城、河村、更家、五十嵐、登米…(以下7人省略)…の19人だ。そしてこれから突入してくるトラックにはいつも通り食料と武器が積まれてくるわけだ。そして亮佑が昨日発見した通り、3時のトラックの荷台に乗り込み、政府の元に行く…。」
『………ゴクッ…』
全員唾を飲んだ。
「……でもそんなの100%政府のとこにいける保障なんてないんじゃないの?」河村は言った。
「…確かに保障はない。でも高確立なんだ。」
「…どうしてそんなことが言えるの?」
「白城達は知らんかもしれんけどな…」オレは児玉の代わりに説明し始めた。
「……?」
「2日目やったっけな、トラックの助手席が1回爆発したんや。んでその次の日には綺麗さっぱり新しいトラックが来たんだ。…河村、なんでだと思う…?」オレは河村に聞いた。
「…政府のところにトラックが行って政府がトラックを取り替えたってこと!?」
「まぁ保障は言われへんけどその可能性が高いってことや。じゃないと次の日も普通同じトラックが来るやろ?実際爆発以降のトラックのナンバープレートは全部一緒や。」
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