バトルロワイヤル
「さぁな…そんなのわかるわけねぇじゃんか…。」桜井の頬を冷や汗が伝った。
「確かに1日目には1日全体で約150人が死んでいる。しかし1時間の内に30人も死ぬことはなかった。1番多い時間でも20人だ。しかも10分、20分と時間があいている。でもこの5日目には5分足らずで首輪の数が激減…」男はまた大きな椅子に座った。
「…てめぇ何が言いたいんだよ!!」
(パァン…)

(…えっ……?)
(ドサッ…)
桜井は頭から地面に倒れた。
「口の聞き方に気を付けろ小僧…。仮にもこの方はこの基地本部の岩崎大佐だぞ!」軍兵は握った銃口から煙を出し言った。
「うわぁあぁぁああぁ!!桜井ィイイ!!死ぬなよ!!うわぁあぁあ…!!」横須賀は泣き叫んだ。
「…さっ、しっかり話してもらおうか…。君たちの学校、“都島第五中学校”で何が起こったか…、横須賀丈君…」大佐らしき男は椅子で深く腰をかけにんまり笑った。
(…こ…児玉ァ……)

―RANルーム―
1:45…
「っしゃあー!もうすぐだ!気合い入れてけよ!」オレはその場で伸びをした。
「その前にトラックに乗り込むやつを決めよう…。」児玉は言った。
「こじゃま?全員じゃないの?」真弓は言った。
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