バトルロワイヤル
《…えーただ今侵入者の映像を入手しました!!…ザー》テレビ画面がVTRに変わった。
「…やっぱり……」
《…えー学制服?でしょうか?男が銃を持って軍人の1人を取り押さえています!今軍隊の方では犯人の身元を調べているようです…》
「…このガタイと輪郭は間違いなく児玉やな…。…あいつ本間に…」

―基地本部―
「オイ、ここか!?この部屋ん中に頭がおんねんな!?」児玉は腕を縛り上げた。
「…ここだぁ…早く中に入れよ…」軍人は苦しそうに答えた。
(ガチャ…)
他の軍隊達は児玉と10mほど距離をとって児玉に銃を向けていた。
(ガチャ…)
児玉は少し丈夫そうな扉を開けた。
「オイこらぁ!!てめぇが頭かぁ!?今すぐバト…」児玉の目の前に驚くべき光景が入ってきた。
「…お前は…」
部屋の真ん中の大きな椅子に誰かが座っていて、すぐ近くに横須賀がたっていた。
「…横須賀…なんで?」
「…行っていいぞ…」横須賀の耳元で男がささやいた。
(ダダダッ…)
横須賀は児玉の方に走ってきた。
「…横須賀なんでお前がこんなとこにいんだよ…?」
「こ…児玉……、ごめん!!!」
(………えっ?)
< 323 / 358 >

この作品をシェア

pagetop