バトルロワイヤル
「ちょっと待ってよ、こじゃま!!」真弓が保健室を出て右へ行く児玉と健太を止めた。オレと御堂は左へ進んでいた。
「もう少し一緒に行動しようよ……。」
「ダメだ、今日は情報が……」
「………」真弓の目は涙目になっていた。
児玉は健太を見た。
(コクッ)健太は首をうなずいた。
「仕方ねぇな……」
オレ達はまた一緒に行動することになった。


―屋上―
(ビュウウウ……)
「細川、清水が帰ってきたぜ……」
「遅かったな清水……ところでお前と話してたあいつはお前の仲間か?」
「違うよ細ぴぃ。あいつに脅されてたんだ…。……それよりこれ…」
(ボトボトッ)清水はカバンから武器と食料を出した。
「脅されてたか……じゃあお前は用済みだ…」
「えっ?」
(ババババババッ………ドサッ)清水は倒れた。
「これからは本田と2人で行動する!」
(ビュウウウ……)風が本田と細川の髪をなびかせた。
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