バトルロワイヤル
銃弾は御堂の股の間にいった。
「うっ…うわぁあぁあ!!」御堂は突然走りだした。
「御堂!!」
(ガラガラ)そのまま外に行ってしまった。
「フッ…とうとう逃げ出したか…」本田は鼻で笑った。
「じゃあお前らもそろそろ死ぬか……」本田は机の上から見下すように引き金を引いた。
「……お前オレを忘れてるだろ…」
「えっ?」
(ボカッ)影から児玉が突然出てきて本田の胸ぐらをつかみ押し倒した。
「細川はお前に頼む!!」険しい顔で児玉は言った。
「そこにいたか……」
「えっ……?」後ろを見ると細川が準備室とつながる扉の前に立っていた。
(ヤ…ヤバい…!!)真弓をギュッと抱き、冷や汗が頬を伝った時……
(ガチャーン)隣の準備室から何かが落ちる音がした。
「誰じゃあぁ!!」
(バタンッ…)扉があいた。
「うわぁぁあ!!」
「御堂!!」扉から逃げたと思った御堂が出てきた。
「ぐわっ……」御堂は細川に何か液体をかけた。
「くそっ、ぬるぬるする!!」御堂がかけたのは油だった。
「左腕が使えんくなったから狂ったかぁ!?」御堂の左腕は重力に向かってだれている。
「うわぁぁあ!!」御堂は走りだし何かをし始めた。
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