バトルロワイヤル

パソコン研究部

8:32……―理科室―
「そうだったのか……」児玉の話を全部聞くと心が寂しくなった。
「あぁ…。だからオレは日本でリンドーを見つけてこの手で…殺す!!」児玉は拳を握った。
「オレもバトルロワイヤル(これ)が終わったら手伝うぜ……」
「ありがとう。」
オレはふと時計を見た。
すると32分から33分に変わる瞬間が見えた。
「……みんな起こさないと!!」
オレと児玉はみんなを起こした。
徳光はみんなを集めて今日のスケジュールを言い始めた。
「じゃあ今日は向坂が死んだから新しい係がいるな!」徳光は言った。
「………何の係?」
「P研との間を行き来する係だよ!!」
『なるほど!』みんなは声をそろえて言った。
向坂の存在等みんなはもう忘れていたようだ。
「じゃあオレが行きます!」誰か手を挙げた
「真鍋がか?」手を挙げたのは真鍋薫(まなべ かおる)という元テニス部から理科部へ入った男だ。
「大丈夫か?」徳光は不安そうに聞いた。
「あぁ……あそこには何人か話せるやつがいるからな…」
「さっきから何で係1つ決めるのにそんな慎重やねん!!」健太は怒鳴った。
「それはあいつの性格がアレやからな……」
(……性格…?)
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