バトルロワイヤル
「あぁそうだ。……首輪を外す!!」大野は言った。
「そんなこと本当にできんのかよぉ!?」健太は身振り手振りで言った。
「だからやってみせるんだよ!!」
(………こいつらならできるかもしれない…)この根性とやる気を見てオレは思った。
「……お前らこの首輪がもしとれたらどうしたい…?」大野は画面に向けた足をオレ達に向けて言った。
「……えっ?」
…考えすらしなかった。誰もまさかこの首輪がとれるなんか思ってなかったし、付けられてるから仕方なくこのバトルロワイヤル(たたかい)をやらされてるだけだったから。
「部員達(おれたち)はもぅ決まってる!」大野が真鍋を見て言った。
「あぁそうやな、理科部員達(おれたち)も決まってる!」
「何が決まってるんだよ…?」知らず知らずの内にオレの口が動いた。
「お前達も今朝のトラックを見ただろ?」
「あぁ。」
「朝のトラックは新品だった…。」
「えっ!?」
気付かなかった。
「朝のトラックが新品だったってことは誰かがその様子を見ているってことだ。…誰だと思う?」大野は真剣な目でオレを見た。
「……政府ね…。」真弓が隣で呟いた。
「……!?」
「そうだ、政府だ!」
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