年上王子のお嫁さん☆


「それ、本当に!!?

やっぱり〜。あたしの予感は当たってたわぁ♪」




滝本さんが、廊下を走ってきた。


聞いてたんだ…




「槇原くん、普通の恋愛じゃないだろうな……って!!

今、何年生?」


「…高3です。
来年、大学に。」




そこで、やっと中里さんが喋った。



「じゃぁ、5つくらいしか違わないのか。」


「はい。

元々、家が隣だったんです。
昔から仲良くて……」


「なるほど〜。
で、今日来るの?

華ちゃんは。」




滝本さんは、ニコッと笑って

俺を見た。




.
< 112 / 425 >

この作品をシェア

pagetop