年上王子のお嫁さん☆
「それ、本当に!!?
やっぱり〜。あたしの予感は当たってたわぁ♪」
滝本さんが、廊下を走ってきた。
聞いてたんだ…
「槇原くん、普通の恋愛じゃないだろうな……って!!
今、何年生?」
「…高3です。
来年、大学に。」
そこで、やっと中里さんが喋った。
「じゃぁ、5つくらいしか違わないのか。」
「はい。
元々、家が隣だったんです。
昔から仲良くて……」
「なるほど〜。
で、今日来るの?
華ちゃんは。」
滝本さんは、ニコッと笑って
俺を見た。
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