年上王子のお嫁さん☆


そして……


一時間が経ったころ…




ブーッ…ブーッ……



携帯が震えた。


ずっとパソコンの画面を見ていたから、目が痛い……




電話の相手は……



華だ。




俺は携帯を持って、休憩室に向かった。




「もしもし?」


『もしもし?メール見たよ。

何?』




可愛い声……

電話だと、また違う…



仕事で疲れた頭に、華の声が響きわたる。




「あぁ…あのさ。

もう授業終わった?」


『うん。終わったよ。
今、家にいる。』



受話器越しに、テレビの音が聞こえる。




.
< 114 / 425 >

この作品をシェア

pagetop