年上王子のお嫁さん☆
そして……
一時間が経ったころ…
ブーッ…ブーッ……
携帯が震えた。
ずっとパソコンの画面を見ていたから、目が痛い……
電話の相手は……
華だ。
俺は携帯を持って、休憩室に向かった。
「もしもし?」
『もしもし?メール見たよ。
何?』
可愛い声……
電話だと、また違う…
仕事で疲れた頭に、華の声が響きわたる。
「あぁ…あのさ。
もう授業終わった?」
『うん。終わったよ。
今、家にいる。』
受話器越しに、テレビの音が聞こえる。
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