年上王子のお嫁さん☆


「今日、これから暇?

もし暇だったら、営業部のみんなとご飯食べるんだけど、来る?」


『え……いいの?』




ちょっと抜けた声に、頬が緩む。


可愛い。

可愛過ぎる。




「先輩に頼まれたからさ。華のこと、見たいんだって。

俺も華に会いたいし…明日休みだから、泊まっていく?」


『え!!?ホントに?

やったぁ!!行くっ!!!』




顔を見なくてもわかる。


華の笑顔が、頭に浮かぶ。




『オシャレしていくから!!

どこに行けばいい?』


「じゃぁ……T駅に来て。

着いたら電話ちょうだい。」




.
< 115 / 425 >

この作品をシェア

pagetop