年上王子のお嫁さん☆


薄くなっていく意識の中で
ただ、わかることは



“未成年なのに”……


この言葉に、少しだけショックを受けていることだった。




あたしのことを、遠回しに



ガキ

お子ちゃま


って、言われてるみたいで

イヤだった。



あたしだって、啓飛たちと一緒にお酒飲みたいよ。


でも……




未成年のあたしには


まだまだ、到底叶わない。




あと3年のうちに

何が起こるかわからないし。




……こんな風に考えてしまう自分が

情けない。






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