年上王子のお嫁さん☆

3.5#SIDE 啓飛



「これ…焼酎じゃない!!!」




滝本さんの声に、そっちを見ると


華が、顔を赤くしていた。




「うそっ!!大丈夫?

あたし、お水と間違えて…」




……ん?

まさか…



「大丈夫です。

でも、ちょっと気持ち悪いかも…」




そこで、華の声が途絶えた。



……やっぱり。





「は、華ちゃん!!!」


「…寝ちゃったみたい。」




滝本さんと安藤さんに囲まれている華は、気持ち良さそうに寝息を立てていた。




「はぁ……」



オイ…

他の男に寝顔、見せんなよ。




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