年上王子のお嫁さん☆


会社を出ようとすると……




「待って!!」


「……ぇ…」




いきなり、腕を掴まれ

体勢を崩す。



不意討ち


そう言ったら、言い訳になる?






「……っ…」


「槇原くん…」





突然のことに頭が働かず…


状況がわかった頃、俺の唇は

彼女のそれが塞いでいた。





「っ…!!!」





待て

待て


なんで、キスされてる?




「っ…やめてください!!!」





おもいきり振り払うと

安藤さんは、膝からカクンと落ちた。





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