年上王子のお嫁さん☆


つまんないわね と言っておきがら、彼女の表情は明るかった。


……ご飯食べに、ね?





「安藤さん…彼氏いるんじゃないですか?」


「ぇ?
いる…のかしらね。」




俺から視線をずらし、曖昧にそう言った。



「だったら…彼氏と一緒に言ってください。
俺は、華のところに行きたいので…」




ちょっと、キツく言い過ぎかとも思ったが…仕方ない。


脅されて、彼氏がいるのに食事に誘われて

…彼女には悪いが、あいにく俺は華以外と出かけることはない。






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