年上王子のお嫁さん☆


次の日。

花火大会の前日。


今日も朝から忙しく動き回っていた。




「槇原、昼飯行かないか?」


「ぁ…もうちょっとやってからにします。
ありがとうございます。」




中里さんたちの誘いを断り、またパソコンに向かう。


今日は何となく、残業したくなかったから

いつもより一層、集中してやっていた。




「頑張り過ぎんなよ。」



中里さんは、そう言って

俺のデスクに缶コーヒーを置いていった。



つい手がとまる。


……カッコよ過ぎる…





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