年上王子のお嫁さん☆


俺が頑張って働いているのは

いつか華と一緒に暮らせるように


ずっと一緒に人生を歩んで行けるように




ただ、そのため。


華がいなかったら、俺は働いていないだろうな(笑)




それくらい大切な存在なんだよ、お前は。

かけがえのない、大事な大事なオンナなんだ。




だから、守ってやりたい。


あんなメールだって

二度と送らせない。




華を

悲しませない。





携帯を閉じ、改札口を通る。


待ち受け画面の中にいる華を

ギュッと汗ばむ手のひらで包み込んだ。




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