年上王子のお嫁さん☆
サラサラの髪が手のひらをくすぐる。
無意識に、頭を撫でていた。
「…ちょっと、限界…」
「ぇっ…ん……」
玄関に入ってすぐ、唇を塞ぐ。
誰もいない家は静まり返っていて、それが逆に気持ちを高ぶらせる。
「ん……け、ぃ…とっ…」
「喋るな。」
今はただ、俺に溺れてほしい。
俺を感じてほしいんだ……
強く抱き締めると、ゆっくりと遠慮がちに背中に回る頼りない腕。
シャツを掴む感触に、抑えきれなくなる。
「おぃ……あんまり可愛いことすんな…」
「っ…ん……」
もう、いいか。抑えなくても…
そのまま抱きかかえ、階段を上った。
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