年上王子のお嫁さん☆


俺の“はじめて”なことが

華とでよかった。




携帯を閉じて、前を向く。

何度も歩いてきた道が、お前に会ってから光り輝いて見えるようになった。


年下なんか興味なかった俺が、こんなに惹かれるなんて思ってもいなかった。

きっかけなんて、わからない。


気付いたときには手遅れで

落ちていくしかなかった。




髪も、手も、瞳も


全てが愛しくて

全てが欲しくて


早く知ってほしかった。

俺がお前を好きなこと。



誕生日にくれるケーキだって

毎日毎日、バカみたいに会いにくるのだって


すごく、嬉しかったんだ。




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