『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第143話
「・・・・・」
「やり遂げたら見える世界が変わってくるよ」
昭太郎は少し考えてポツリと言った。「やりとげたら・・・」
「そう、お前ならできるよ、あんな弱っちかったお前が強くなったの見てきたからな」敏哉のなだめるような声が聞こえる。
「今はそれだけ考えろ、その先のことはまた一緒に考えよう」
耳に響く優しい声に目を瞑る昭太郎。
「・・・・やっぱ敏ちゃんはずげーよ・・・」
「なに言ってんだよ」
「敏ちゃんにはかなわねぇーよ・・・」
「ばか、かなうとかかなわないとか知らねぇーけど、俺はお前が幼稚園の時から知ってんだぞ、お前がガリ勉坊ちゃんの頃だって知ってんだぞ、カッコつけるな」
「ガリ勉坊ちゃんって言うなよ」
「そうだったじゃねーか、中学ん時、俺ん家でムースつけてやったら、かーちゃんに怒られるよってビビってたじゃねぇーか」
「昔の話しするなよ・・」
「そうだよ、オンナだってタバコだって俺が教えてやったんじゃねぇーか」
「・・・それを言うなよ」
「まぁ、でもお前のがむしゃらに、俺も教えることはなくなったっていうか、オンナの人数も越えられちまったんだよな」
「そんなことねぇーよ」
「お前は俺より強くなった。だからリーダーやらせてやってんだろ」
「やらせてもらってたのか」
「リーダーなんてものはやるもんじゃねぇ、やらしてもらうものなんだよ。みんなの支持がないとできないからな、・・・・でもまぁ、安心しろ、お前は俺より強くなった」
「ありがとう・・・敏ちゃん」
「敏ちゃんって言うなよ、お前が中学卒業したときに敏ちゃんじゃ横並びになれないから敏哉って呼ぶよって真面目な顔して宣言したじゃねぇーか」
「そうだったね」
「ハハハ」「ハハハハ」ぎこちなく笑い合った。
嬉しいやら恥ずかしいやらで話す言葉が見つからなくて笑い合った。
「・・・・・」
「やり遂げたら見える世界が変わってくるよ」
昭太郎は少し考えてポツリと言った。「やりとげたら・・・」
「そう、お前ならできるよ、あんな弱っちかったお前が強くなったの見てきたからな」敏哉のなだめるような声が聞こえる。
「今はそれだけ考えろ、その先のことはまた一緒に考えよう」
耳に響く優しい声に目を瞑る昭太郎。
「・・・・やっぱ敏ちゃんはずげーよ・・・」
「なに言ってんだよ」
「敏ちゃんにはかなわねぇーよ・・・」
「ばか、かなうとかかなわないとか知らねぇーけど、俺はお前が幼稚園の時から知ってんだぞ、お前がガリ勉坊ちゃんの頃だって知ってんだぞ、カッコつけるな」
「ガリ勉坊ちゃんって言うなよ」
「そうだったじゃねーか、中学ん時、俺ん家でムースつけてやったら、かーちゃんに怒られるよってビビってたじゃねぇーか」
「昔の話しするなよ・・」
「そうだよ、オンナだってタバコだって俺が教えてやったんじゃねぇーか」
「・・・それを言うなよ」
「まぁ、でもお前のがむしゃらに、俺も教えることはなくなったっていうか、オンナの人数も越えられちまったんだよな」
「そんなことねぇーよ」
「お前は俺より強くなった。だからリーダーやらせてやってんだろ」
「やらせてもらってたのか」
「リーダーなんてものはやるもんじゃねぇ、やらしてもらうものなんだよ。みんなの支持がないとできないからな、・・・・でもまぁ、安心しろ、お前は俺より強くなった」
「ありがとう・・・敏ちゃん」
「敏ちゃんって言うなよ、お前が中学卒業したときに敏ちゃんじゃ横並びになれないから敏哉って呼ぶよって真面目な顔して宣言したじゃねぇーか」
「そうだったね」
「ハハハ」「ハハハハ」ぎこちなく笑い合った。
嬉しいやら恥ずかしいやらで話す言葉が見つからなくて笑い合った。