『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第230話(最終回)

 昭太郎が移植して日本に帰ってきたのは3年も前のことだが、今日、本当に帰ってきたのだと思う。

昭太郎はクルマとタバコ?とカンコーヒーが好きだ。

そして、その周りには人がいる。

家族、仲間、隣のオンナ・・・多くの人がいる。

 昭太郎は一生、その人達と真剣に遊び続けていくのだろう。



 【その時、僕はこんなことをぼんやりと考えていた・・・
身体が病気でも心が健康ならいいのだろう。
心を安定させることは難しいが、色々な人達と出逢って、それを探し続けることが生きていくということなのだろう。
だからダメなんてことは何もない。
言い訳をしないで生きていこう。
 そう、人生は何があっても狂わない。
そういう人生なだけだ。
自分の人生を生きればいいのだ・・・。】
 


 会場全員で叫んだカウントダウン。

「10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0」

この日一番大きな尺玉が空を彩った時、かつて空港で迎えてくれた奴ら、そして、この甲府盆地で出逢った奴らの驚いた笑顔がよく見えた・・・。



(了)




補足

健康増進法により病院内のオアシス(喫煙所)は消えた。

2009年臓器移植改正法が国会で可決、成立した。

また、この物語は現実に起きたことを基に作成されたフィクションである。


長い間、連載作品を読んで頂きまして本当に有り難うございました。
作者はこれからも頑張っていきます。

小林昭洋
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