『クルマとタバコとカンコーヒーと…』【リアル物語ケータイ小説版】
第59話
こうなったら全部説明を聞こうと積極的な姿勢の母親が訊いた。
「国内での脳死間移植について教えて下さい」
「臓器移植ネットワークというところに登録して頂いて、臓器提供者が現れたときに連絡が来るというシステムになっておるのですが、大林さんの場合非常に厳しいですね」
「厳しいというのは、どういうことんなでしょうか?」
「国内のドナー登録者は非常に少なく、なかなか順番が回ってきません。移植手術というのは体力がないとすることが出来ないですし、社会復帰を前提に行われるものなのですが、大林さんの現在の状況からすると1年以内に手術をしなければ歩行不能状態に陥る危険性や健康状態の維持も難しいので、厳しいという表現を致しました」
「そうですか・・・」
厳しい現実を突きつけられ頷きながら気力が失われていく母親と押し黙る昭太郎。
最後に教授がポツリと言った。
「まぁ、家でも買うつもりで海外での脳死間移植をお薦めしますね」
「・・・・・」
広すぎるカウンセリングルームに残された昭太郎と母親。
ホワイトボードには【1年以内に移植が必要】とい
う文字が残っていた。
(1年以内に歩けなくなって・・・だんだん手とかも動かなくなって・・・寝たきりになって・・・・・・5年後に・・・・死ぬのか、・・・呪いみたいな病気だな・・・・まぁ、移植してもよくはならないし・・・・・生き地獄だ・・・・このまま死にてぇ・・・ありえねぇ)
こうなったら全部説明を聞こうと積極的な姿勢の母親が訊いた。
「国内での脳死間移植について教えて下さい」
「臓器移植ネットワークというところに登録して頂いて、臓器提供者が現れたときに連絡が来るというシステムになっておるのですが、大林さんの場合非常に厳しいですね」
「厳しいというのは、どういうことんなでしょうか?」
「国内のドナー登録者は非常に少なく、なかなか順番が回ってきません。移植手術というのは体力がないとすることが出来ないですし、社会復帰を前提に行われるものなのですが、大林さんの現在の状況からすると1年以内に手術をしなければ歩行不能状態に陥る危険性や健康状態の維持も難しいので、厳しいという表現を致しました」
「そうですか・・・」
厳しい現実を突きつけられ頷きながら気力が失われていく母親と押し黙る昭太郎。
最後に教授がポツリと言った。
「まぁ、家でも買うつもりで海外での脳死間移植をお薦めしますね」
「・・・・・」
広すぎるカウンセリングルームに残された昭太郎と母親。
ホワイトボードには【1年以内に移植が必要】とい
う文字が残っていた。
(1年以内に歩けなくなって・・・だんだん手とかも動かなくなって・・・寝たきりになって・・・・・・5年後に・・・・死ぬのか、・・・呪いみたいな病気だな・・・・まぁ、移植してもよくはならないし・・・・・生き地獄だ・・・・このまま死にてぇ・・・ありえねぇ)