初恋と流れ星
あのとき、倉吉くんは本当はわたしのことを好きじゃなかったのかもって考えてた。

だから「サヨナラ」を言っても、すんなり受け入れたんだって。

でも、それは違ってたんだね。

今になって気付くなんて、もうタイムオーバーだ。

「わたしも……、倉吉くんみたいに生きてみたいな。今からでも遅くないかな?」

「人生に遅いってことはないって、俺は信じてる」

そう言った倉吉くんはとても力強い瞳をしていた。

これが自分の人生に自信を持っている人の瞳なんだ。

「わたし、今からでも探してみる。どこかに置いてきた夢を」

そう言ったときに、またひとつ星が流れた。

さっきより長く尾を引いていた気がする。



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