DislikeMan~男なんて嫌い~



「もういい加減笑うのやめてってば」


「だって……ねぇ」


「ねぇ」


如月さんから詳しい話を聞いているうちに、笑いが止まらなくなった私たち。


早苗はすっかりふてくされている。


その姿が面白くて、私と如月さんはまた笑い出す。


その繰り返しで、余計早苗の機嫌は悪くなる。


そこで、あることに気づく。


「あっ……」


今日、如月さんと遊ぶことになったのは、早苗が如月さんを好きなのかもしれないと思って、2人の仲を取り持つためにこうしているのに。


如月さんの前で早苗の恥一緒に笑っちゃ意味ないじゃんっ!!


急に固まった私を見て、驚いた様子の如月さんと早苗。


「恋歌?どうしたの」


さっきまで頬膨らませて不機嫌丸出しだった早苗が、きょとんとした顔で私を呼ぶ。


「え?…あぁ、なんでもないのっ」


慌てて取ってつけたような笑顔を見せる。


なんとなく変な空気になってしまったけど、そこはもう気にしない。


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