DislikeMan~男なんて嫌い~



中に入ると、外からはわからなかった遊園地の豪華なセットと、賑やかな声。


「うわぁ……」


感嘆の声を漏らして、思わず光景に見入る。


「夜になったらライトアップされて、より豪華になるよ」


如月さんがちょっと微笑みながら私たちに教えてくれた。


これは、夜も見なきゃでしょ!!


早苗も同じ思いだったのか、視線が合い、大きく頷いた。


それにしても、外にいたときとは比べ物にならないくらいの喧騒なんだけど。


「あの…、外にいるときに人の声が聞こえなかったのは、なんでですか?」


なんて聞いていいかわからないから、おずおずと疑問を口にしてみる。


「あぁ、それはね」


よくぞ聞いてくれました、という顔をして如月さんは今来た方向へと逆戻りする。


「秘密はこれ」


壁に指をさして、得意満面に言う。


「壁…?」


早苗と二人で頭に"?"をたくさん浮かべて聞き返す。


「そう。この壁は、簡単に言うと防音になってるんだ。だから、ここから一歩外に出るとこの中の音はほぼ聞こえなくなるんだ」


相変わらずの得意げな顔で説明してくれた如月さん。


す、すごい……。


最近の遊園地はそこまで進歩してるんだね。


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