DislikeMan~男なんて嫌い~
「ね、学校戻らなきゃ。私も一緒に行くから、ちょっと待ってて」
私の返事も聞かないうちに、早苗はかばんやなにやらを取りに行った。
そんな早苗を見送って、少し重たい気分になる。
自分のせいで早苗が恋を諦めなきゃいけないなんて、考えてもみなかった。
新しい恋探そうなんて言ってたけど、そう簡単には見つからないよね。
「お待たせっ」
かばんを背負って、早苗はとっても笑顔で立っていた。
「あ……行こうか」
早苗に聞こえるか聞こえないかくらいの声で言って、自分もかばんを掴む。
「もう4時限目始まってるね」
「ホントだ。でもどうせ物理だし。内田だから、大して関係ないよ」
「そうだね」
いつものように笑いあいながら、早苗の部屋を出て、大学に向かう。
時間が時間だけに電車は驚くほど空いていた。
電車の中でも、いつもと変わらず、くだらない話で盛り上がった。