DislikeMan~男なんて嫌い~



大学に戻ると、もちろんもう4時限目も中盤に差し掛かっていた。


物理の授業を入れている私は、怒られることもないし、とサボることにした。


早苗に付いて誰もいない教室に行き、机に腰掛ける。


人がいない教室って、一種の怖さと静けさがある。


4時限目の終わりを告げるチャイムが鳴るまで、ボーっとしていた。


「お昼だね」


ポツンとつぶやくように早苗がそう言った。


今までボーっとしていたものだから、そこまで頭が回らない。


「何食べよう」


いつもはお弁当を持ってくるんだけど、今日は面倒くさくて作らなかった。


「とりあえず、購買でも行こう?」


もうすぐみんなも戻ってくる。


お昼になると、購買のパンやお弁当はすぐになくなってしまう。


早苗もお弁当は持ってきてないから、一緒に購買へ向かうことにした。


「久しぶりに、購買のあんパン食べようかな」


「あ、あれおいしいもんね」


購買のおばちゃんが作る、特製あんパンは、王道のメロンパンと並ぶ人気パン。


私はあんパンより、クロワッサンの方が好きなんだけど。


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