DislikeMan~男なんて嫌い~


そういえば、薪坂さんと一緒にリサイタルに行くのって、明日だ。


学校に行く電車の中で早苗と隣り合って吊り革につかまってたっているとき、ふと思い出した。


この時間帯の電車やバスは、朝の通勤ラッシュほど混んではいないけど、学生が多く、これから通学だと言った感じの人で溢れている。


こんなにも、学生がいるんだな、この世には。


そんなこと思ってしまうような混雑ぶり。


ま、いつもの朝より楽だな。


只今の時刻、11時45分。


もうすぐ昼になるというのに、爆酔してる人も少なくはない。


このご時世、夜更かしが多いのね。


自分も人のこと言えないくせに。


一人でボケて、一人で突っ込んでなんてやってる自分、虚しいな。


「ヤバいなぁ」


隣で呟くような声がした。


それは早苗じゃなくて。


思わず隣を見ると、全然あったこともない男の人。


でも、どっかで見た顔だなぁ……。


「……あっ」


思わず、声が漏れてしまった。


この人……如月さんだ。
< 66 / 400 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop