狂愛ラバーズ
小さな窓から見える空は後1時間もしないうちに真っ黒になりそうで、電気の点いてない準備室は薄暗く、床には何か固まりがあってそれがかれんちゃんだとすぐに理解出来なかった。





パチンと準備室の電気を点けた先生が倒れ込んでいるかれんちゃんに駆け寄る。





「天宮さんっ、天宮さ………ちょっと……何よこれ……。まりあさんっ、お姉さんの側にいてっ。」




先生の言葉にやっと我に戻り、かれんちゃんに駆け寄る。





「南先生ですか?いそいで第5準備室に来てくださいっ。」





グッタリとしたかれんちゃんは、衰弱しきっていてこんなにも近くで呼び掛けてるのにピクリとも動かない。





腕には型が付い赤い痕がところどころにあり、左腕はもっと酷く内出血していて紫に変色している。




顔にも少し傷があり、制服も汚れている。





「か……れん……ちゃん……?」





動かないかれんちゃんが怖い。





「どういう事?なぜこんなに傷があるの?…………瞼が切れてる。ここだって、変色してる………何、コレ…?」





先生がかれんちゃんの体の傷を見ていってる。




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