狂愛ラバーズ
「かれん、学校はどうする?もう暴力を振るった担任はいないが……行きたくないなら、行かなくていいんだぞ。」


「ううん……行く。後ちょっとで卒業だし、瑠璃ちゃんにも会いたい。でも、痣が治ってからでいい?」


「勿論だよ。偉いぞ、かれん。学校には連絡しておくからな。」


「お父さん、ありがとう。それとね………。」


「なんだ?なんでも言いなさい。」

「明日じゃなくて、今日帰りたい……海斗さんと一緒にいたいの。」





ああ――――…可愛すぎる。





社長がいなければ、窒息するほどキスしたいぐらい。





「…………新名くん、お願い出来るかな?」


「はい。任せて下さい。」


「お父さん、ありがとう。」





笑顔いっぱいのかれんちゃんに、なんだが社長は寂しそうに笑みを浮かべる。





やっぱり愛娘が離れるのは寂しいもんなんだろうか。





……………かれんちゃんに似た子供はかなり欲しいけど、その時が来たら俺も社長みたいな思いをするかもしれない。





そう考えると子供はいらないかな……男児だったらいいけど、産み分け方なんて本当にあるんだろうか。




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