引越し・・・
尼崎・・・・
ここから1回目の私の運命の【分かれ道】
2歳になった私は尼崎でスタート
尼崎には、伯母ちゃんがアパートの管理人をしていたので
すぐに伯母ちゃんの所に入居出来た。
入居出来たは、いいけれど
6畳一間で、とても汚く、玄関は薄っぺらい木で、
鍵は便所の鍵(昔々の輪っかに、ひょいっとかけるやつ)
『がちゃがちゃ』とすれば
鍵がもげそうになる、そんな鍵・・
台所は玄関あけてすぐ、コンクリートに色んな色のタイルが貼ってある流しで
お湯は出ないから
湯沸かし器をつけていたなぁ・・
お風呂はもちろん銭湯で
トイレは玄関でて外のローカの突き当り、薄暗くとても怖いトイレだったなあ・・
そんな所での始まり・・
だから
お父ちゃんは、いろいろと悩んだ末
10トンの免許を取り、トラックの運ちゃんになった。
運ちゃんと言っても、お父ちゃんは、車酔いが、かなりなので
そんな容易では、なかった・・
10分走っては『ゲロゲロ』
また10分走っては『ゲロゲロ』
これを繰り返しながら、ようやくたどり着いていたらしい。
だから、皆が走る5時間前ぐらいに、家を出ていたらしい。
私なら、きっと・・・・
挫折しているだろうナア。。
そんな日々の中、私に妹が出来た。
名前は、美雪・・
美雪が出来たから、私は、やきもち妬きになった。
そして、意地悪もたくさんしてきた。
伯母ちゃんに娘がいて、その子の名前は早苗
私は、のんちゃん
のん4歳早苗3歳美雪2歳と
みな一歳づつ離れていた。
三人で遊ぶと必ず美雪を、『はみぃー』にして
早苗と二人、走って隠れたりしていた。
そんな美雪に私は
忘れられない事をした。
ある日、お母ちゃんと伯母ちゃんが、焼き芋をするのに
焚き木をした。
私たちは、焚き木の周りを、追いかけごっこして
走りまわっていた。
お母ちゃんには、『あぶないから止めなさい・・・こら・・・ええかげんしなさいや』って
でも私たちはやめなかった。
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