兎心の宝箱【短編集】
バンッ!

勇者の手が動いたかと思うと渇いた破裂音が響きわたる。

そして隣にいた腹心の一人が倒れる。

「なっ!? 何をした!」

勇者は、底冷えのする笑みを浮かべこちらに手にした物を向けている。

「ハハッ! 良かったよ。対魔用に創造神リエラの加護を受けた銃を作ってて」

──銃。

噂には聞いていたが、まさかこれほどの威力だとは思わなかった。
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